アクリジョン エアブラシテスト
2014年 01月 07日
改めてエアブラシ塗装にチャレンジしてみました。
我が家のコンプは「しずかご免」という低圧静音タイプ。
ハンドピースはシングルアクションを直結なので本来のしずかご免のエア出っ放し仕様ではありません。(本体に負担がかかるらしいのでオススメはしません)
低圧でアクリジョンを使う時に何がネックになるっかていうと塗料の粘度。
濃すぎると塗料が飛ばず薄すぎると弾いて定着しない。
教科書通りアクリジョン3:うすめ液1でブレンド。
普段の塗装の倍ぐらいの濃度。
前回はこれで綺麗なエアが出なかったんで薄めたら全然ダメで。
今回はこの濃度は変えずに行きます。
使用したのはツヤありのブラック。
明らかに「濃すぎ」の時の使用感なのですが吹けなくはない。通常よりニードル開け気味でエアは全開で。
べた塗りなら重ねていくことである程度均一な塗膜に。
コレ、黒サフの代わりとしてはイケるんじゃ無いかと思います。
ブラックは隠蔽力高い印象です。
ここからホワイトで立ち上げます。
右がエアブラシで白立ち上げした物。
左が筆でドライブラシした物です。
やっぱりエア内の塗料が濃すぎるのでグラデーションが綺麗に出ません。エアブラシで塗ってるのにドライブラシを丁寧目にやったような感じ。
規定の3:1より薄めてやって見ましたがやはり弾いて乗りませんでした。
対してドライブラシはブラックに対してホワイトが大分負けてます。この組み合わせで綺麗に発色させたければ断然エアブラシですね。
あと、ドライブラシの様に塗膜をこする技法は完全乾燥後(24時間?)の方が良さげ。
エアブラシ塗装後15分で触っても大丈夫ぐらいの状態ではエッジが少し剥がれてしまいました。ドライブラシの時の濃度も研究が必要ですね。
そこから色を重ねてみました。
エアブラシ白立ち上げと筆のドライブラシにそれぞれエナメルのフラットレッドとアクリジョンのコバルトブルーを筆塗り。
エナメルは慣れてるので流石に塗りやすいw
コバルトブルーはほとんどクリアカラーみたいな感じで下地がスケスケです。
裏を返せばそれぞれの下地を活かした仕上げも出来るのでは?と思いました。白黒のドライブラシで下地を作って色味を薄く重ね続ければマシーネンやスケモでは面白い効果がでそうな?
最後に細吹きのテスト。
適性濃度では細くは吹けてもキメが荒い感じ。細吹きでも薄めたら弾くのは同じ。
エアブラシ用の添加剤が出るとしたら粘度は下げつつ定着剤(プライマー?)成分が含まれたものがいいナ〜。
その上で低害低臭じゃないと存在意義が無いってのは厳しいですが(´Д` )
現時点ではべた塗り、カラーサフ的な使い方かな?って印象です。あと、ドライブラシ下地への重ね塗りは重厚感が出て旧キットなんかは良さげ。いきなりホワイトよりはグレーやブラウンを挟んで立ち上げて、そこから上塗りがいいかもです。タミヤアクリルなんかを重ねれば物理チッピングもいけますね。(アクリルは塗膜弱々なんでwww)
期待値が高かったダケにまだちょっとウーン…ですが使い所次第で面白いと思います。
以上、超私見的試験結果報告でした。