シタデルカラー買ってみました。
2014年 07月 21日
シタデルカラーとは水性の模型塗料でなかなかの評判らしいのですが一瓶520円と少々お高くナカナカお試し…に踏ん切れずにいました。
「ベースカラー」の白と焦げ茶っぽいのを買いました。(正式名が長いのよw)
早速塗ります。
筆塗りが基本で水で薄めますが、焦げ茶はトロっとした水飴状でそのまま塗れそう。
白は実は凝固しかけのゲル状…
すわ、不良品かと思いきや。
ゲルを取り出して水を加えると驚くほど良く伸びます。使用には問題なし。
アクリル系は乾燥、変質してしまうと溶剤を使っても滑らかさが戻らないケースがありますがそこまでの状態ではなさそう。
でも可能なら買う前に確認を。
振ってみて中で個体が動いてる感じがしたら凝固の可能性ありw
肩を塗ってみました。焦げ茶は2回。白は4回重ねましたが乾燥が速いので快適です。噂に違わず隠蔽力は良好です。
水で溶いた白は若干返し筆の際に下地がズレましたが、薄め過ぎたのだと思います。
続いてアルコールとの相性チェック。
エアブラシで使用する際に水での希釈だと弾きやすく、同じ水性塗料のアクリジョンやファレホは燃料アルコールで溶くと上手くいく場合があります。
シタデルではどうでしょう?
結論から言うと相性悪いです。
白のゲルはあっという間にダマダマに。焦げ茶は溶けるけど粉状に。多分、ノズル詰まります。
これは他の塗料でも色によっては起きていた現象で、顔料の特性によるものと思われますがとりあえずアルコール希釈はNGですね。水性のエアブラシ塗装は実はタミヤアクリルをアルコール希釈が最も使いやすくニオイが少ないのですが、塗膜が弱くてプラに直接吹いたら全てのエッジが剥げたという経験があります。
なもんで、今のところエアブラシはエナメルをライターオイル希釈がベスト。(ラッカーはニオイでNG)
続いてコピックとの相性。
ファレホやリキテックスはアルコール耐性が弱いのでコピックの上塗りやボカシで剥げちゃうんですが。
問題なし。
ブレンダーでこするぐらいなら剥げません。
ちなみに綿棒にたっぷりアルコールを付けて拭くと流石に剥がれますw
加減をわきまえればコピックは問題なし。これは収穫ですね!!
水で溶いて墨入れ、ウォッシングしました。
下塗りの部分には非常によく馴染みます!!水溶きでこんなに綺麗に流れるのも珍しい。
ただ、プラに直接はやっぱ弾いてます。
ただ、適正に拭き取ると溝にはしっかり残ります。
アルコールに強く水に馴染む特性。
コレが乾燥後にも残る。
水の表面張力をアレする分子構造のナニがあるのかも?(文系なのでコレ以上はw)
総括。
下地塗料としては優秀です。
使い方次第で墨入れにも有効。
シタデルシェイドというそれ専用っぽいのも売られてます。
そっちならプラ直接でもOKなのかな?
エナメルは筆塗りもエアブラシも全然いけるので値段と汎用性では及びませんが、重ね塗りに強い特性は筆塗り迷彩などには非常に有効かと。
(実際、シタデルで超絶筆塗り迷彩するモデラーさんがいらっしゃいます。)
買い足すとすればシェイドのブラック系とブラウン系、あとはグリーン、サンドイエロー系ですかね?やっぱ迷彩やりたいです。
後は白と黒のスプレーがあったんですが2500円ぐらいするんで…
絶対便利だとは思うんですがニオイするならいらないかな〜?
いずれにしてもお値段がねw
アルコール耐性が必ずしも必須で無い部分は手持ちの塗料で行きます。