ヒゲガンダム感想
2011年 10月 27日
さらに福井晴敏の小説も読んだ。
ほぼ同時進行で観て読んで小説のラスト読んでからアニメのラストを観た。
率直に言ってアニメの方が好き。
当然、アニメの本流がありきで小説版になるわけで、アニメのストーリーを福井晴敏なりに作り変えてる訳ですが。
福井晴敏版は…。
ちょいと痛々しすぎるというか。
アニメのラスボスMSをほぼないがしろにしてまで本筋を捻じ曲げて彼が何をしたかったのか?
どうやらロランとソシエをくっ付けたかったみたいです。
福井晴敏さん、ソシエが好きな反動なのかディアナとキエルの後半の扱いが…。
ドロドロし過ぎ。
女の情念が怖すぎ。
その点、アニメの方は上手い事オシャレげにオブラートしてる。
人類の原罪、永遠の少年性、大人のエゴ、騎士道と武人の狂気 富野監督のやりたいことはカナリ詰め込まれてると感じました。
それらをできる限り不快感を与えずに表現するためにあのキャラデザインとメカデザインだったんだろうなあと。
確固たるメンド臭さに裏付けされたフワフワした独特のセリフ回しがナントも富野節。
アニメ作品としてはカナリ好きな部類。
ただ、動いてないスモーがかっこ良く見えない。
ウォドムとかマヒローのキットが無い、店頭在庫に1/144の主役機が無い(MGはある)と、プラモ的には残念な感じ。
今となってはゼータガンダムよりヒゲの方がかっこ良く感じています。