RRメカニクス
2013年 03月 26日
私も御多分に洩れず購入いたしました!!
Amazonのレビューがえらい酷評だったりしてるみたいですがw
私はもちろん大満足でしたよ(=゚ω゚)ノ
前評判が高過ぎたのか、事前情報が少なかったのか?
お値段も含めて肩すかしを食った印象の方もいる様です。
私としてはこの本の位置づけは
「とても真似ができない超精密な作例」を見る物では無く、
「ひょっとしたら真似できるかもしれない、旧キット製作のモチベーションを与えてくれる作例」を見る物と捉えてます。
「金払うなら凄い作品見たいに決まってるだろ!!」ってのもわかりますがw
普段、後者の作例が商業誌においてページが割かれる事って稀だと思うのです。
プロのカメラマンが撮った写真で特大サイズで見れるってのは実物を前にするのに近い迫力があります。
細部がクローズアップされればある種の「アラ」が露見もするでしょうが、(ココからはちょっと変態チックw)
自分としては「そういう所こそが見たい!!」という思いもあるのですw
筆やヤスリのタッチが微妙に見え隠れする感じがタマランというかw
可愛い女の子のちょっと散らかった部屋を覗いちゃった様な興奮が(;´Д`
もしくは「あんな見た目であのキャラで、実は30オーバー!? いや、むしろそれがイイ!!!(;´Д` 」
みたいなね…。
脱線した話を戻しますとw
実際そういう作品に生で触れ合おうとしたらたとえば県外のお店に展示されてる場合なんかは交通費だけで結構なお金がかかると思うんですよね〜。
「他の雑誌には載らない」
「実物を見るのは結構大変」
に加えて本を買えばいつでもどこでも眺められるわけです。
酒なんか飲みながら読めば「バーチャル濱オフ」状態です。
個人的にガッカリな点として、なべりんさんの素組作例達が残念ながら槍玉になってたりしてますが、じゃあフルアクションエルガイム組んでみなさいよw
それと、素組をきっちりと作ってる物って案外見る機会無いですよ。
自分なんかは凄い参考になります。
「キッチリやればここまで行ける。じゃあ自分は何をプラスしよう?」って考える脳内作業が凄い楽しいです。
Re:senseなどを通して、ある程度のサイドストーリーも認識したうえでの視点からですので、ひいき目がないわけでもありません。
しかし、それも含めてあの本だけで完結させるのでは無く、その向こう側であったり周りにいる人であったりも含めたムーブメントとして捉えるかどうかで評価が随分違うと思います。
もちろん内輪受けだけでは商業誌として継続する事は難しいと思いますし、第二弾、第三弾がなんの工夫も必要無いかと言えばそれも違います。
今までに無い事をやっていれば逆風もあって然り。
受け手としてはそれぞれの意思のもとで支援するもしないも判断する。
あくまで個人の意見としては、時間も予算も技術の伸びシロも限られている現実を前に、「どうだ!!凄いだろ!!」な作例は胸ヤケしちゃってむしろプラモから離れちゃうような気すらします。
実際、一時期の模型誌でポリパテの塊の様な改造作例や高価なガレーキットの羅列に辟易とした事があります…。
プラモに出戻ったキッカケはHGUCガンキャノンでした。
大改造しなくても安く手軽にかっこいいガンキャノンが手に入る!!
「手軽さ」は自分にとって今も大事な要素です。
そこから10年以上ダラダラとプラモはやってたんですが、「完成させる」事の楽しさと旧キットの魅力にハマったのは正にざく太郎さんのブログでした。
いつまでも完成しない大改造をウダウダやるより、固定ポーズ割り切りで筆塗りで数日で完成させてしまう事の爽快感はとてもインパクトがありました。
まあ、趣味の世界ですから色んな好みがあって当然。
アルフィーもブルーハーツも方向性は全然違うけど音楽としての素晴らしさはそれぞれ確実に持っているわけでw
長々と思う所を書きました。